【春場所】朝乃山はエゴサーチ “する派” ファンレターでも発奮するけど「高齢者はほとんど…」

志摩ノ海(左)を下し、6勝目を挙げた朝乃山

意外にも〝アナログ派〟!? 大相撲春場所9日目(22日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(27=高砂)が幕内志摩ノ海(31=木瀬)を寄り切って6勝目(3敗)。前日までの連敗を2で止め「自分の形になって前に出られた。今日は切り替えた」と納得の表情を見せた。

大関という立場上、結果が求められるのは当然で、両横綱が不在であればなおさら期待値は高まる。そんな朝乃山はネットニュースの反応をチェック。場所前には「(稽古で大きく負け越し)また怒られるわ」と話していたほどで〝エゴサーチ〟をモチベーションにつなげている。

ただ、目を通すのはネットの世界だけではなく、ファンからのメッセージも大切な原動力。手元には「取組を見ると元気が出るので、私も受験を頑張ります」といった励ましの手紙が届くという。これには「自分もより一層頑張っていろんなお客さんに元気な相撲を与えたい。お客さんが頑張れるならうれしい」と率直な感想を口にした。

一方で〝真逆〟の内容もある。「高齢者はほとんど悪口(笑い)。相撲内容とかボロボロ…ボロクソ」。それでも「そういうのを見ると、その通りだと思うんですけど。そう言っていただけると自分も燃える」と闘志に変えているようだ。

〝本人調べ〟では、どうやら「(手紙の送り主は)全国から。富山の人は手厳しい? そうですね。大変です(笑い)」と地元ほど辛口の傾向があるとか。

逆転Vへ負けられない大関のニュースがネットで荒れないことを願うばかりだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社