リユースやリサイクル推進 「ジモティー」と協定 ごみ減量化へ民間活用 神奈川・大磯

大磯町役場

 ごみ減量化に向けて、神奈川県大磯町は民間企業と連携して取り組みを強化する。地域情報サイトや小型家電回収サービスの利用を町民らに促すなどして、リユース(再使用)やリサイクル(再生利用)を推進する。

 町は3月、地域情報サイトを運営する「ジモティー」(東京都)とリユース活動の促進に関する協定を県内で初めて結んだ。目的に応じて地域住民らをマッチングする機能がある同サイトに着目し、使わなくなった物を引き取ってくれる人をサイトを通じて見つけられるように、双方が啓発活動などに取り組む。

 宅配便を活用した小型家電の回収サービスを手掛ける「リネットジャパンリサイクル」(愛知県)とも協定を締結。サイト上で申し込むと、宅配業者が自宅を訪問し、小型家電を受け取ってくれる同社のサービスを利用するよう呼び掛け、町民のリサイクル活動を促す。

 町は、両社からサービスの利用事例について報告してもらい、今後の施策に生かすという。町環境課は「民間の力を借り、町民の利便性や意識を高めるための施策に取り組みたい」と話している。

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