PANTAが頭腦警察デビュー前に結成した幻のGSバンド「ピーナッツバター」、52年ぶりにまさかのデビュー! 4月25日(日)に下北沢Flowers Loftにてレコ発ライブも敢行!

頭腦警察のPANTAが頭腦警察結成前の18歳のときに結成したGSバンド、ピーナッツバター(PEANUT BUTTER)がなんと52年ぶりにデビューを果たし、本日3月24日(水)に1stミニアルバム『PANTA18歳 頭腦警察結成前夜 PEANUT BUTTER』を発表した。

同作には若きPANTAが作詞・作曲していた楽曲「ゆり子」と「気取り屋マリア」に、オックスの名曲「スワンの涙」、ローズマリーの「可愛い人よ」をカップリング。収録楽曲はいずれも昨年12月20日に『UNTIX'mas2020』で行なわれたピーナッツバターのライブ音源となる。

また、東京ビジュアルアーツの協力のもとミュージックビデオも制作。撮影現場にてビジュアルイメージも撮影された。

さらに本作の発売と本格デビューを記念して、4月25日(日)に下北沢Flowers loft にてGSを21世紀に受け継ぐザ・キャプテンズとの対バンライブも開催。当日はピーナッツバター専属のゴーゴーガールであるピーナッツも登場する。

PANTAよりピーナッツバターのデビューに寄せてのメッセージ

1969年12月、自分が19歳のときに頭脳警察が結成されました。その直前、18歳のとき、いわゆるグループサウンズの末期にピーナッツバターというバンドを作り、大手の事務所からデビューするはずでした。しかし方針が折り合わず解散。事務所を退所し、その後は知っての通りロックにどっぷり浸かった人生を歩むこととなったわけです。

そして頭脳警察50周年を経て、自分が古希を過ぎようというときに、こともあろうに、そのピーナッツバターをいまデビューさせてあげませんかという話が持ち上がりました。当時それ用に書いていた楽曲も音盤に入れられ、PVも作られ、果ては、下北沢フラワーズロフトで自分が事件を起こしたウェスタンカーニバルをもじり、「GS I LOVE YOU シモキタン・カーニバル」と銘打って自分の人生最大の真剣な遊びが始まってしまったのです。

なので、不買運動ならいざ知らず、「やめちまえ!」とか、「×××てやる!」とかいう類の脅迫もお許し願いたい。歴史のイフをこの歳にしてやってしまうことに抵抗がないわけではありませんが、やるのなら思い切りみんなと楽しめたらと思っております。ショックで驚きのあまり失神するのも大歓迎、強い拒否反応が起きた場合のワクチンはありませんが、アルバム『KISS』でも聴いてもらえれば中和作用が無きにしも非ず。

どうぞお身の安全を図りながら、しばしこのGSモードをお楽しみください。

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