「オープン戦の成績を無視できない選手」にエンゼルス・大谷が選出

日本時間3月25日、メジャーリーグ公式サイトのデービッド・アドラーはオープン戦で注目すべき成績を残している選手を紹介する特集記事を公開。そのなかに大谷翔平(エンゼルス)の名前も登場する。大谷はここまで打者として10試合に出場して打率.600(25打数15安打)、4本塁打、7打点、長打率1.080、OPS1.701、投手として3試合に先発して0勝2敗、防御率7.88、奪三振率15.75をマークしている。

アドラーは大谷について「二刀流スターの大谷が帰ってきたようです。オープン戦では打者としてホームランを量産し、投手として奪三振を積み重ねています」と紹介。アドラーが「昨季は打者として不振に陥り、投手としてはほとんど登板できなかったので、大谷は大きな疑問を抱えていました。(その疑問を解決するうえで)オープン戦の活躍が助けとなっています」と述べているように、大谷は二刀流の継続を疑問視する声を打ち消すような見事なパフォーマンスを続けている。

アドラーは「大谷はすでに468フィート(約142.6メートル)の本塁打を放ち、センター方向や逆方向(レフト方向)へ何本も本塁打を放っていますが、これは絶好調のときに彼がやることです」と打者・大谷の活躍に言及。さらに「投手としてはどうでしょうか? 彼は100マイルと101マイルを計測し、スプリッターで多くの空振りを奪っています。これにより球速(昨季は90マイル台前半まで低下していた)や昨季全くコントロールできなかったベストピッチのスプリッターに関する懸念は解消されました」と投手・大谷の現状にも触れている。

なお、「オープン戦の成績を無視できない選手」として、大谷のほかには、フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)、ジェイムソン・タイオン(ヤンキース)、アキル・バドゥー(タイガース)、ジャズ・チザム(マーリンズ)、ケブライアン・ヘイズ(パイレーツ)、ケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)、ロビー・レイ(ブルージェイズ)、テジェイ・アントーン(レッズ)、イアン・アンダーソン(ブレーブス)の10人とホワイトソックス救援陣が紹介されている。

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