【DeNA展望】牧秀悟 巨人・菅野と対戦熱望 楽天・マー君から快音も

牧秀悟

 「開幕1軍に入れたら名投手に対して自分のスイングがしたい」。1月の新人合同自主トレーニングで掲げた目標が現実に近づきつつある。

 横浜DeNAドラフト2位の新人牧秀悟が、対戦を熱望しているのはセ・リーグ王者のエース菅野。開幕カードの巨人戦でスタメンに名を連ねるべく、結果を残し続けている。

 オープン戦は全10試合のうち9試合に出場し、打率2割7分3厘、3打点。14日の楽天戦は8年ぶりに日本球界に復帰した田中将大から2打席連続で快音を響かせた。

 指揮官を「開幕スタメンに非常に近い位置にいる」と喜ばせ、本人は「キャンプの頃は自分の打撃ができていなかった。ようやく戻ってきた」

 背番号は、過去に内川聖一(ヤクルト)やロペスといった球団を代表する選手が付けた「2」。即戦力として大きな期待がかかっていることは十分自覚している。

 「三振が嫌い。チャンスがあったら1球で仕留めたい」という積極性が持ち味。大学日本代表で4番を務めた好打者が、プロで輝きを放つのはもう間もなくだ。

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