【春場所】朝乃山が御嶽海を圧倒して3敗死守 逆転Vへ「一つ先なのでついていくだけ」

寄り切りで御嶽海(右)を下した朝乃山

大相撲春場所12日目(25日、東京・両国国技館)、大関朝乃山(27=高砂)は小結御嶽海(28=出羽海)を寄り切って9勝3敗とした。

右四つ、左上手を取ると、相手に振られながらも圧倒。取組後は「自分の相撲を取りに行くことを考えて取った。(相手には)先場所胸から行ってやられているので、今日は思いきって頭から行った」と振り返った。

今場所は前半戦で不本意な内容が続いたが、後半戦に入ってから手応えを感じている様子。朝乃山は「しっかり前に出て自分の相撲が取れているので、いい方向に向いていると思う。あと3日しかないという感じ。悔いのないように取りに行きたい」と話す。

トップの小結高安(31=田子ノ浦)を追う大関は「(星の差は)一つ先なのでついていくだけ」ときっぱり。逆転優勝へ諦めるつもりはない。

一方、幕内翔猿(28=追手風)は幕内明生(25=立浪)に押し出されて4敗目(8勝)を喫した。

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