地域課題の解決策探る 都城西高で活動発表会

都城西高であった探究活動発表会で自作のパネルを使って説明する生徒

 都城市・都城西高(鍋倉一幸校長、648人)で探究活動発表会が19日あった。普通科2年生184人が11テーマに分かれ、地域課題解決に向けた研究成果を披露した。
 3~8人の45班に分かれ昨年5月から「儲(もう)かる農業」「移住・IJUターン」「グローバル化」「中心市街地」「観光誘客」などを探究。生徒や市民対象にアンケート調査などを行ってきた。 
 各班は、図表を使い分かりやすくまとめ、関連する持続可能な開発目標(SDGs)のラベルを張った自作ポスターを体育館内に掲示。集まった生徒らに10分間説明する「ポスターセッション形式」を6回繰り返した。
 審査の結果、最優秀賞は「食べ物の一生~都西発フードロス削減プロジェクト」班が獲得。茭口泰希班長(17)は「役割分担とチーム力の勝利。コロナ禍で困っている人が増えており、食べ物の無駄をなくすなどできることで貢献したい」と喜んだ。
 担当の福田映李(えりい)教諭(38)は「活動を通じ生徒は外に出て地元の人や仕事を知り、新たな発見を得られた」と話していた。

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