長崎県と長崎市は25日、同市と南島原市、新上五島町で新たに計5人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の累計感染者は1622人となった。
新上五島町の60代男性病院職員は21日から熱などの症状が出て、24日の検査で陽性が判明。県外への移動歴はないという。長崎市で感染が確認された50代女性と20代女性病院職員も新上五島町在住。いずれも60代男性病院職員の濃厚接触者だった。男性の接触者14人のうち10人は陰性で、残りの4人は検査中。
県上五島病院は25日、職員2人が感染したことを明らかにした。外来診療と入院診療について一部制限して運用する。
南島原市の2人(年代、性別、職業は非公表)は、既に感染が確認された大阪府在住の1人(同)の濃厚接触者だった。このほか県外から転入した南島原市の40代男性会社員の感染も判明。県内で療養中だが、自費で検査し検体を送った県外で陽性と判明したため、県内事例としてはカウントしない。
県医療政策課は「県外由来の感染事例が増えている。感染が流行している地域への不要不急の往来自粛や、会食の際の感染防止対策の徹底をお願いしたい」としている。