【なでしこジャパン】DF鮫島彩 聖火リレーで決意新た「全力で準備していく」

DF鮫島彩

なでしこジャパンのDF鮫島彩(33=大宮)が東京五輪への思いを語った。

2011年ドイツ女子W杯の優勝メンバーである鮫島は、25日にスタートした東京五輪の聖火リレーで第1走者の一人として走行。26日には、合宿先の鹿児島県からオンライン取材に応じ「当初より規模が縮小された中での開催だったと思うが、多くの方が関わって(新型コロナウイルスの)感染症対策も徹底していた。本当にたくさんの方の尽力があって開催された聖火ランナーのスタートだったと肌で感じた」と感謝の言葉を口にした。

約4か月後に迫った東京五輪・パラリンピックの開催については、疑問の声も飛び交っているが「いろいろな意見があったり、アスリートも本当に五輪が開催されるのか難しい中で練習を続けている」と話した上で「私自身はすごく五輪に向けて、五輪は絶対に開催されるんだっていう気持ちで、信じて全力で準備していくべきと感じた」と覚悟をにじませた。

世界一経験時は若手の部類だった。10年の月日が経ち「先輩方と全く同じようにできると思っていない」と先輩たちの偉大さを実感しながらも「若手と一緒にチームを作っていけたら。11年のメンバーたちは自分にも意見を聞きながらサッカーを作り上げてくれたように、私もいろんな人の意見を取り入れながらいいチームを作っていきたい」ときっぱり。世界一を知るベテランがチームを鼓舞する。

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