巨人・長嶋茂雄終身名誉監督（８５）が２６日に東京ドームで行われたＤｅＮＡとの開幕戦を〝ナマ観戦〟した。
予告通りの来場だ。２２日に都内で開かれた「出陣式」の席で、原監督に「開幕戦も行くよ」と打ち明けていたミスターは、バックネット裏の部屋から白熱の攻防に目を光らせ「ここ東京ドームで開幕戦を見ることを本当に楽しみにしていました。選手たちの動きを見ると、キャンプでしっかりと鍛え上げてきたということが、ひしひしと伝わってきました」と球団を通じてコメントした。
中でも野球人としての血を騒がせたのは、３点を先制した初回と大城に勝ち越し３ランが飛び出したシーンだったという。長嶋氏は「初回の坂本、岡本の連打は迫力満点、同点に追いつかれてからの大城の３ランホームランには興奮して思わず、身を乗り出しました」と意気軒高だ。
そして、長嶋氏は最後にこう結んだ。「今年もジャイアンツらしい戦いを期待しています」とすると「やっぱり野球は楽しい！」。昨季は新型コロナ禍の影響もあり、１２０試合の短縮日程となり、開幕当時は無観客だった。今季は予定通りに開幕し、この日は上限１万人ながら９９９１人の観衆がプロのプレーに酔いしれた。ミスターの思いもファンと同じだ。
