【フィギュア世界選手権】17歳・鍵山優真が2位! 度胸満点の演技で〝羽生超え〟を果たす

21世紀生まれでメダリストとなった鍵山優真(ロイター)

フィギュアスケートの世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)男子フリーが27日に行われ、ショートプログラム(SP)2位で初出場の鍵山優真(17=星槎国際横浜)が190・81点をマーク。合計291・77点として、3位の五輪2連覇・羽生結弦(26=ANA)を超えて2位と大躍進した。

SP100点超えで衝撃の世界デビューを果たした新星はこの日も銀盤で輝いた。冒頭の4回転サルコー、4回転―3回転の連続トーループ、3回転フリップ、4回転トーループと前半のジャンプは全て成功させ、出来映え点で高い加点を獲得。後半に入ってジャンプの着氷が乱れて減点されたものの、堂々の演技で存在感を見せつけた。

得点が出ると両手を何度も突き上げてガッツポーズ。試合後は「何も考えず、堂々とできた。結果としてすごくうれしいものだと思います。ここに来たからには表彰台を狙って練習をしてきたので、その努力が実ったかなという感じ。完全には発揮はできなかったですけど、自分が出せる実力を出し切ったので良かったと思います」と喜んだ。

男子では21世紀生まれで初めての世界選手権メダリスト。2012年に17歳の羽生が初出場で3位となったが、令和の17歳はここでも〝羽生超え〟を果たした。

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