ツインズがドブナックと契約延長 5年925万ドル+オプション3年

日本時間3月29日、ツインズがランディ・ドブナックと5年925万ドル+オプション3年で契約を延長することで合意したことが明らかになった。投球イニング数の条件をクリアし、なおかつ3年分のオプションが全て行使された場合、8年間の総額は最大2975万ドルになるという。ドラフトから漏れて独立リーグからスタートし、ウーバーのドライバーも経験した苦労人が少なくとも5年、最大で8年という長期契約を手に入れた。

現在26歳のドブナックは2019年8月にメジャーデビューを果たし、この年は9試合(うち5先発)に登板して2勝1敗、防御率1.59の好成績をマーク。昨季は先発ローテーションの一員として開幕を迎え、最初の6先発で5勝1敗、防御率1.78という好スタートを切ったが、シーズン後半は息切れし、最終的には規定投球回にも届かず、10試合に先発して6勝4敗、防御率4.05という平凡な成績にとどまった。

今季はJ・A・ハップとマット・シューメイカーの加入により、先発ローテーションから弾き出されることになってしまったが、オープン戦で4試合(うち3先発)に登板して防御率0.66、奪三振18、与四球0と好投し、ブルペンの一員として開幕ロースター入りが決定。ロングリリーフがメインとなる見込みだが、チーム状況に応じて先発も務めるスイングマン的な役割を担うことになりそうだ。

ドブナックは昨季終了時点でサービスタイムが1年36日のため、FAになるのは最短でも2025年シーズン終了後。よって、今回の5年契約はFAになるまでの5年間の年俸を早々に確定させるものとなる。ツインズはホゼ・ベリオスを2022年まで、前田健太を2023年まで保有できるものの、マイケル・ピネイダ、ハップ、シューメイカーの3人は今季終了後にFAとなる。したがって、来季はベリオス、前田、ドブナックの3人が先発ローテーションの中心となるとみられる。

© MLB Advanced Media, LP.