大谷は開幕4戦目の先発が決定 明日は「2番・投手」の予定

日本時間3月29日、エンゼルスのジョー・マドン監督はホワイトソックスとの開幕4連戦の先発投手を発表した。ディラン・バンディが開幕投手を務めることはすでに発表されていたが、第2戦にアンドリュー・ヒーニー、第3戦にアレックス・カッブ、そして第4戦に大谷翔平が先発することが決定。第4戦は日本時間4月5日に本拠地エンゼル・スタジアムで行われる。なお、日本時間3月30日のドジャースとのオープン戦には「2番・投手」で出場する予定となっているようだ。

開幕4戦目に先発することが決定した大谷。メジャーの公式戦のマウンドに立つのは昨年8月2日(現地時間)のアストロズ戦(2回途中2失点で降板)以来となる。マドンは今季、大谷が特定の曜日ではなく、6人制ローテーションの一員として登板していく予定であることを明らかにしている。バンディ、ヒーニー、カッブ、大谷に続く5~6番手にはホゼ・キンターナとグリフィン・キャニングが入る予定だ。

また、日本時間3月30日のドジャース戦では、同22日のパドレス戦に続いてDH制を使わずに、投手・大谷が打席に立つ予定となっている。メジャーリーグ公式サイトによると、投手として3~4イニングを投げ、打者として2~3打席に立つ予定。マドンは「彼の身体がどのように感じているか、彼がどれくらいの休息を必要としているかが重要なので、彼と相談しながら決めていきたい」とシーズン中にもDH制を使わずに、投手・大谷が打席に立つ可能性があることを示唆している。

さらに、「彼は1年を通して2番を打つことになると思う。1番打者としての起用も考えたけれど、(大谷の打順について)考えれば考えるほど、2番を打たせたいと思うようになった」と語り、大谷を2番打者として起用していく方針を明言。今後に備えたテストも兼ねて、登板翌日となる日本時間3月31日のドジャース戦にもDHで出場する可能性があるようだ。

オープン戦では打者として打率.571、5本塁打、OPS1.701、投手として最速101.9マイル(約164キロ)、奪三振率15.75をマークし、ア・リーグMVPのダークホースに挙げられるほどの注目を集めている大谷。開幕前の最後の2試合でどんなパフォーマンスを見せてくれるか非常に楽しみだ。

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