本田圭佑 当時のインザーギ監督、バロテッリ…古巣ACミランを〝酷評〟

MF本田圭佑

アゼルバイジャン1部ネフチ・バクーの元日本代表MF本田圭佑(34)が、かつて所属したイタリア1部ACミランのクラブ体質や元同僚たちを〝酷評〟した。

本田はイタリア紙「ガゼッタデロスポルト」のインタビューで、ACミラン時代を回顧。「クラブにはトッププレーヤーを買うお金がないので、多くの〝普通のプレーヤー〟がこのシャツを着るチャンスがある」とクラブの財政事情が厳しいため選手編成にも苦労していると指摘。「ミランには戦略もない。3か月ごとに新しい監督が来るように感じるから。そんな状態で結果を出すことは不可能だ」とフロントの〝無能〟ぶりにも切り込んだ。

さらに「当時の監督ははフィリッポ・インザーギだったが、彼がその役割を果たすには時期尚早だった」とイタリアのレジェンドにも矛先を向け「もっと頑張らなければならないという話をよくするが、理解できない人もいる。それは監督としてのインザーギが責任を負わなければならない」とばっさりだ。

そして元同僚にも言及。「FWマリオ(・バロテッリ)は並外れた才能を持っているが、自分自身を向上させるために何もしない。私は彼の毎日の習慣を変えたいと思い、彼に私を信じるように言いった。一生懸命トレーニングしなければならないと。彼は私に出会って、翌日からジムでのトレーニングのために40分早く来るようになった。翌日も。しかし3日目には退屈した。それがマリオだ」とエースだった怪物ストライカーが努力が長続きしないと暴露。

「彼だけではなかった。(MFアレッシオ)ロマニョーリも当時100%で練習していなかった」と元同僚たちの怠慢ぶりをコキ下ろした。

本田としては古巣への〝愛のムチ〟といったところだろうが、名門やかつての同僚たちは厳しい言葉の数々をどう受け止めるだろうか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社