新潟県糸魚川市の地すべり、県道東側で一部避難勧告解除へ

第3回避難者説明会の様子

新潟県糸魚川市で4日未明に発生した来海沢地区の地すべりで、糸魚川市は30日、第3回目となる避難者説明会を避難場所となっている糸魚川市の温泉旅館・権現荘で開き、避難勧告の一部解除を発表した。

具体的には、4月4日午前8時から来海沢地区の県道東側を解除する。県道東側は今回の土砂被害の範囲外であることや、土石流センサーなどの警戒避難体制の機器配備などが完了したこと、電力・水道・通信のインフラ復旧が17日に完了したことなどが理由に挙げられている。

25日の専門家らによる地すべり現地調査で、新潟県地すべり対策研究会の渡部直喜会長(新潟大学准教授)が部分的な避難勧告解除も可能との見解を示したため、28日には米田市長らが現地入りし、糸魚川市が一部解除に向け検討を進めていた。

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