立憲民主党が次期衆院選で〝最年少女性候補者〟今井るる氏擁立へ

今井るる氏

立憲民主党(枝野幸男代表)は30日、次期衆院選岐阜5区の公認候補者に新人の今井瑠璃(るる)氏の擁立を発表した。

今井氏は岐阜県多治見氏出身の24歳。中央大学法学部を卒業後、東京都内のコンサルタント企業に就職し、今年2月に退社した。

永田町では菅義偉首相(72)が4月中に〝一丁目一番地〟の目玉政策であるデジタル庁法を成立させた直後「28日~30日に衆議院解散・総選挙(5月11日公示、23日投開票)に踏み切るのではないか」との見方がされている。今井氏は4月4日に誕生日を迎えるが、衆院選に立候補できる25歳以上の要件をクリアできる。

ちなみに現在の最年少国会議員の記録保持者は、2000年の衆院選で社会民主党の候補者として比例代表南関東ブロックから立候補した原陽子氏が、25歳4か月で当選している。今井氏は4月衆院解散で当選すれば、原氏の最年少国会議員記録を更新する。

福山哲郎幹事長(59)は「来月4日に25歳になる女性候補者です。高校の時に東日本大地震のボランティアに行ってから、ずっと政治に関心を持ち続けてきたと。全国最年少の候補者になると思います」と話した。

今井氏の正式な出馬会見には、枝野氏が出席の方向で調整。選挙では自民党の現職で内閣府特命大臣などを歴任した古屋圭司衆院議員(68)らに臨むことになる。「今井氏は、同世代の声をしっかり受け止めて国会に届けていただくということで、非常に元気な方で、枝野代表、われわれとしても非常に期待しています」(福山氏)

次期衆院選で憲政史上最年少の女性議員が誕生となるか。

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