中日・ビシエド内野手(32)が30日の巨人戦(バンテリンドーム)で3回に逆転の2点タイムリー。4番打者としての期待に応えた。
二死から相手のミスが重なってつかんだ満塁の好機をビシエドは逃さなかった。巨人先発・サンチェスのフォークボールをしっかりとらえて左前へ。「うまく対応することができた。もらったチャンスだったのでランナーを返せて良かった」。開幕の広島戦(26日)で逆転2ランを放った竜の主砲はこの日も逆転打を放ち、バンテリンドームのファンの視線を釘付けにした。
開幕から4試合で11得点の中日だが、ビシエドはチームトップの5打点を記録。得点力不足が課題の中日にとって今季もビシエドのバットが生命線となる。試合は3ー3の引き分けに終わったが、ライバル・巨人に「今季もビシエド恐るべし」の印象を植え付けたのは間違いない。