今夏の去就が注目されるスペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の獲得レースからイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーが撤退することが決まった。
今夏で契約が切れるメッシを巡っては恩師のジョゼップ・グアルディオラ監督(50)率いるマンチェスターCが昨夏から獲得に乗り出し、新天地の最有力候補と目されていた。
しかし、スペイン紙「スポルト」は「マンチェスターCの取締役会は、メッシを獲得する夢を諦めた。彼らはアルゼンチン人選手が契約を更新する可能性が高いと考えている」と獲得を見送ることを決定したと報道。メッシがバルセロナと契約更新する公算が高まり、獲得は困難と判断した模様だ。
メッシ獲得のために準備していた資金を「FWセルヒオ・アグエロが抜けるスペースを埋められるストライカーを見つけることが先決」と得点源となる強力FWの獲得に注ぎ込む方針。ドイツ1部ドルトムントのノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(20)やイングランド・プレミアリーグのトットナムの同国代表FWハリー・ケーン(27)などの獲得を今夏の最優先とする方針が確認された。
〝本命〟の撤退により、メッシのバルセロナ残留が現実味を帯びてきた。