横浜市長選に藤村氏が出馬表明 保護猫カフェ経営、動物保護団体の代表理事

藤村晃子氏

 任期満了に伴う今夏の横浜市長選で、動物保護団体代表理事の藤村晃子氏(47)が31日、無所属で立候補することを表明した。同市長選での出馬表明は2人目。

 同市役所で会見した藤村氏は、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の横浜誘致を進める現市政を批判し、「横浜の未来を決めるのは外国資本家や政府、行政機関ではない。市民の手で希望を持てるまちづくりを進める」などと出馬理由を語った。

 IR誘致の即時撤回や、動物虐待を専門に取り締まる「アニマルポリス」の設置を公約に掲げた。

 IR誘致反対の統一候補の擁立を模索する動きに対しては「声を上げている人が多く、一本化は難しいのではないか」と述べた。

 藤村氏は横浜市出身。トリミング専門学校卒業。日本動物虐待防止協会代表理事で、同市神奈川区で保護猫カフェを経営している。

 同市長選には新人で横浜市議の太田正孝氏(75)が無所属での出馬を表明している。

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