定年退職者ら長崎県庁に別れ 辞令交付式 中村知事からねぎらい

代表で辞令を受ける退職者の谷本さん(右)=県議会議場

 長崎県職員の退職者辞令交付式が31日、県議会議場であり、定年退職者らが長年勤めた県庁に別れを告げた。
 同日付の退職者は自己都合退職者を含む156人で、67人が出席。農林技術開発センターの果樹・茶研究部門ビワ・落葉果樹研究室の谷本恵美子室長(60)が代表で、中村法道知事から辞令を受け取った。
 退職者を代表して宮崎浩善県民生活環境部長(60)が「入庁して42年の間、厳しい状況や変化に対し、県民とともに克服に向け努めてきた。今後も県職員だったことを誇りに引き続き県政を応援したい」とあいさつ。知事は「長年にわたり県政に大きな功績を残された」とねぎらった。
 式は新型コロナウイルス感染防止対策で、例年とは違い県幹部職員は出席しなかった。また一人一人に辞令を渡すのではなく、退職者名を読み上げた。

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