2月の沖縄県内推計人口、2カ月連続で「自然減」 

 沖縄県統計課が31日に発表した2月の県内推計人口は前年同月比3201人増の146万652人だった。一方、死亡者が出生者を上回る「自然減」は2カ月連続で生じ、前月比で66人減少した。

 出生者1073人に対し、死亡者は1143人で、その差を表す「自然動態」は70人減だった。担当者によると、毎年冬場は死亡者数が増えるが、今月は出生者数が少ないという。

 転入者と転出者の差を表す「社会動態」は、転入者5213人に対し、転出者5209人で、4人増だった。先月の社会動態は転入者が転出者を大幅に上回っていた。担当者によると、2月は異動時期の前に差しかかり、転出者と転入者の差が小さくなった可能性があるという。推計人口を地域別で見ると、対前年同月比で渡名喜村が4.07%減、北大東村が3.97%減、伊是名村が2.53%減など離島地域で減少が顕著だった。

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