【新日本】デスペラードが明かすジュニア2冠防衛ロード ヒロムとの再戦後に見据える男は…

デスペラードが思い描く未来は…

新日本プロレスのジュニア2冠王者、エル・デスペラードが防衛ロードの展望を明かした。金丸義信(44)と保持するIWGPジュニアタッグ王者として、4日の東京・両国国技館大会ではYOH(32)、SHO(31)組との初防衛戦に臨む。

左ヒザの負傷で同王座を返上したYOHの約10か月ぶりの復帰戦となるが、デスペラードは「はっきり言って王者だった3Kより、今王者じゃない石森(太二)と(エル)ファンタズモの方がよっぽど手ごわいんでね。そもそも前ほど動けんのかって話で。もともと間の悪いやつだったけど、もっとテンポ悪くなってるんじゃない」とバッサリ。両国決戦は「消化試合」とまで言い切った。

一方でシングルのIWGPジュニアヘビー級王座に関しては、左肩負傷で王座を返上した前王者・高橋ヒロム(31)の存在の大きさを認める。「前王者に勝ってないので暫定(王者の)状態。欲しいってやつがいればもちろんやるし。でもそれはあいつが帰ってくるまでのナンバーワン決定戦みたいな感じ。そこがYOHとの違いだね」と、〝正規王者〟と位置付けるヒロムとの防衛戦を実現するまで長期政権を築く決意だ。

「ヒロムが終わったらドラゴン・リー。あとアレックス・シェリーと、ちょっとこれは難しいけど、KUSHIDAだな。(2017年9月の)KUSHIDAとのタイトルマッチは、たぶん彼のキャリアで一番ひどい試合だったと思うので、それを自分で清算したい。もちろん新しい結果を添えてね。まあ要するに、やりたいやつはいっぱいいるってこと」と野心に燃える2冠王者が、ジュニアのタイトル戦線を牛耳る。

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