エンゼルスがフレッチャーと契約延長 最大7年4100万ドルとの報道

日本時間4月2日、エンゼルスはデービッド・フレッチャーと5年2600万ドルで契約延長に合意した。2年分の球団オプションが行使された場合、契約総額は7年4100万ドルになるという。エネルギッシュなプレーでファンからの人気が高いフレッチャーはメジャー4年目の26歳。攻守ともハイレベルな実力を誇り、過小評価されている選手の代表格に挙げられることもある。今季は不動の「1番・二塁」として活躍が期待されている。

フレッチャーはメジャー3年目の昨季、49試合に出場して打率.319、3本塁打、18打点、OPS.801を記録。打率はリーグ3位の好成績だった。カリフォルニア州オレンジ出身の「ご当地選手」であり、ファンからの人気が高く、フレッチャー自身もエンゼルスのファンとして育った。昨季まではチーム事情により二塁、三塁、遊撃、左翼、右翼と多くのポジションを兼任していたが、二塁の固定される今季はゴールドグラブ賞の有力候補にも挙げられている。

フレッチャーがFAになるのは早くても2024年シーズン終了後であり、今回の5年契約はFAまでの4年間とFA後の1年間をカバーするものとなる。契約の内訳は、最初の5年間が2450万ドル。これに2026年の球団オプションのバイアウト150万ドルを加えた2600万ドルがフレッチャーに保証されている。

球団オプションは2026年が年俸800万ドル、2027年が年俸850万ドルとなっており、フレッチャーは最大で7年4100万ドル(=2450万ドル+800万ドル+850万ドル)を手にする可能性がある。今後しばらくのあいだ、身長175センチの小柄なリードオフマンがエンゼルスを牽引していくことになりそうだ。

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