エンゼルス・大谷は4打数無安打も、逆転のホームを踏んで開幕勝利に貢献

逆転のホームを踏む大谷(ロイター=USA TODAY)

エンゼルスの大谷翔平投手は1日(日本時間2日)、エンゼル・スタジアムで行われたホワイトソックスとの開幕戦に「2番・DH」でスタメン出場。メジャー4年目、打者としてのスタートは4打数無安打だったが、8回には決勝のホームを踏んでチームの勝利に貢献した。

この日の大谷は、ホワイトソックス先発右腕・ジオリトの変化球の前に、初回の第1打席で空振り三振、4回の第2打席で三邪飛と抑えられるなどなかなかリズムに乗れず。6回先頭の第3打席では、カウント1―1から強烈なライナー性の打球を右方向へ飛ばしたが、右翼手・イートンが好守備で右飛となった。

2―3で迎えた8回無死一塁の第4打席は3番手左腕・バマーとの対戦。大谷は二ゴロに倒れるも相手の送球ミスによる失策で無死一、二塁。さらに捕逸で一、三塁とすると、主砲のトラウトが左前適時打を放って同点。その後の一死満塁からプホルスの三ゴロで大谷が生還し、4―3で逆転に成功した。

9回を今季新加入の守護神・イグレシアスが守り切り、本拠地で見守った1万3207人の観客を沸かせた。

エンゼルスのマドン監督は試合後のオンライン会見で「ダグアウトでも皆とファンらがいることについて話をしていたよ。とても大きな歓声だったし、ノーマルなバイブだった。ようやく大リーグの野球をやっている、ノーマルが戻ってきている実感があったよ」。

先発のバンディも「録音じゃない本物の歓声がとても楽しかった」と、笑顔でファンらの存在に感謝した。

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