【NBA】ウィザース・八村塁&ウエストブルックの“賭け”は行われるのか?

ウエストブルック(左)と八村の仲良しコンビ(ロイター=USA TODAY)

全米大学(NCAA)バスケットは、準決勝が3日(日本時間4日)に行われる。そのひとつで八村塁(23)の母校ゴンザガ大と、ラッセル・ウエストブルック(32=ともにウィザーズ)の母校UCLAが対戦するが、ここである〝賭け〟が行われるかが注目される。

賭け、といってもこうした場合はお金をやり取りするのではなく、お互いの名誉(母校愛)が賭けられ、負けた側は相手のチームのユニホームを身に付けて人前に出る、というのがポピュラーだ。

米国人の大学スポーツへの熱狂度は、日本人の想像をはるかに越えるレベル。3~4月にかけて行われる大学バスケットのトーナメントは「マーチ・マッドネス」と呼ばれ、プロスポーツをしのぐ盛り上がりを見せる。

勝ち上がった4チームによる準決勝以降の「ファイナル・フォー」はさらに盛り上がる。OBも応援に熱が入り、身近に相手チームのOBがいると、お互いのプライドをかけた〝勝負〟が行われるというわけだ。

ウエストブルックのことを「センパイ(先輩)」と呼ぶ八村は、自分を呼んでもらう時のために「コウハイ(後輩)という言葉を教えようと思ってます」という仲の良さだけに、この勝負が行われる可能性は十分にある。

準決勝の日はウィザーズもダラス・マーベリックス戦があるが、試合開始が1時間半ほど早いため、終わった時点ではNCAAの勝負がついていない。

その次は5日(日本時間6日)のトロント・ラプターズ戦。ゴンザガ大が負けると、八村は渡辺雄太(26)の前でUCLAのユニホームを着た姿を披露するハメになるかもしれない。

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