2日の阪神―中日戦(京セラ)の6回、先発・藤浪晋太郎投手(26)と、昨季まで阪神に在籍した福留孝介外野手(43)の対戦が実現した。
福留は昨オフの中日復帰会見で、対戦してみたい阪神の選手は? と問われ「やっぱり晋太郎ですね。彼のポテンシャルの高さは誰もが認めているところ。皆さんが思っている以上にすごく苦しんで、頑張ってやってきている姿は見ている」と回答。背番号19にエールを送っていた。
阪神が2点をリードして迎えた6回、二死一塁の場面で、投手・福谷に代わり代打・福留がコールされ打席に入った。そんな福留の思いをくみ取ってのことか、藤浪も直球を軸とした投球で福留と真っ向勝負。最後はこの日最速となる158キロの直球で空振り三振。軍配は若き右腕に上がった。
この回限りでマウンドを降りた藤浪は、6回7安打1失点と終始安定した内容で勝ち投手の権利も確保。本格的な復活を印象付ける投球となった。