【新型コロナ】鎌倉市長、今夏の海水浴場は「開設準備進める」 神奈川県の対策素案を受け方針

多くの海水浴客らでにぎわった2019年夏の海水浴場=鎌倉市内

 今夏の海水浴場開設を巡り、神奈川県鎌倉市の松尾崇市長は2日の定例会見で、「県の示した新型コロナウイルス対策の素案を受け、基本的には今夏は海水浴場は開設していく準備を進めている」と述べた。

 素案は海水浴場を開設した場合の、客間距離確保やマスク飲食呼び掛けなどを明記。神奈川県や各自治体などは今後ルールをまとめ、自治体などの開設者が開設可否を判断する。市は「開設する場合に必要な準備は進めているが、コロナ患者数は増加傾向にあり、安全安心な運営ができるか他市とも調整して進めたい」としている。

 昨年は県内全25海水浴場が開設を中止した。「砂浜に目印を置き間隔を確保」など、県が自治体や海の家に示したルールの順守が困難だったため、今年は事業者らの声を踏まえて素案が作成された。

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