横浜・低すぎた「女神橋」が全面開通 観光船が通れず追加工事、費用7000万円

全面開通した女神橋

 横浜・みなとみらい21(MM21)地区の運河に架かる歩行者デッキ「女神橋」が3月末に全面開通した。長さ約75メートル、幅約6メートルで、スロープ部分を含め全長202メートル。複合施設「横浜ハンマーヘッド」がある新港地区と臨港パークのあるMM21中央地区を結ぶ。

 横浜赤レンガ倉庫から臨港パーク間の海沿いを歩く場合、これまでは運河上流に架かる国際橋まで回る必要があった。完成により山下公園付近から臨港パークまで海沿いの約4キロを歩いて結べる新たな散策コースが出来上がった。

 昨夏に開通予定だったが、橋の高さが低くて観光船が下を通れないことが分かり、市が約7千万円をかけて追加工事を実施。昨年末に一部開通していた。

 また、新港地区にある円形の歩道橋「新港サークルウォーク」にエスカレーターが2基設置された。

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