「実りある学生生活に」 長崎県内5大学・短大 入学式

「実りある学生生活を送る」と宣誓する中地さん=佐世保市、長崎国際大

 長崎大や長崎国際大など県内の大学、短大計5校の入学式が2日にあり、新入生の門出を祝った。各校とも新型コロナウイルス感染予防対策を講じ、大学院生を含む2140人が入学した長崎大では長崎市茂里町の長崎ブリックホールで午前と午後の2回に分けて式典を実施した。
 211人(大学院生含む)が入学した長崎市網場町の長崎総合科学大では、各コースと大学院ごとに九つの講義室に分散して式を開催。池上国広学長はオンラインで「立派なモノづくり人材に育て、社会に送り出すことを約束したい。皆さんは一日一日を大切にし、充実した楽しい学生生活を送ってほしい」と式辞を述べた。
 総合情報学部知能情報コースの森永雄喜さんは「将来の目標はシステムエンジニアになること。地域を清掃するロボットなど社会の役に立つ開発をしたい」と抱負を語った。
 長崎国際大の入学式は佐世保市ハウステンボス町の同大であり、大学院生を含む485人が新しいスタートを切った。
 新型コロナウイルスの感染拡大で規模を縮小し、新入生の保護者は別室で見守った。中国やネパール、韓国などからの留学生は来日できず式を欠席した。
 今年の新入生は学部が471人、大学院が14人。新型コロナの影響が続く中、安東由喜雄学長は「対面授業7割以上を確保し、部活動などに対してもできる限りのサポートをしていく。規律を守りながら学園生活を満喫してほしい」と式辞を述べた。
 新入生を代表して人間社会学部国際観光学科の中地麗子さんが「専門的な知識の習得に努力し将来、旅行業界に勤めたい。実りある学生生活を送る」と宣誓した。

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