巨人・梶谷は微動だにできず… 先発の戸郷が初回から村上に特大2ランを被弾

ヤクルト・村上に先制2ランを浴びた巨人・戸郷

完璧な一撃を食らった。巨人・戸郷翔征投手(20)が3日のヤクルト戦(東京ドーム)に先発し、初回に村上に2試合連続の4号2ランを浴びた。

まさに打った瞬間だった。二死三塁から村上に投じた初球は外角への150キロ直球。バッテリーを組んだ大城は内角にミットを構えていたが、要求通りには制球されず、ツバメの主砲のエジキとなった。

豪快に振り抜かれた当たりは右翼スタンドへ一直線に吹っ飛び、戸郷も打球を見届けるまでもなかった。右翼手の梶谷は、ただただぼう然とフェンスのはるか上を越えていく打球を見送るのみで、一歩も動くことができなかった。

村上がダイヤモンドを一周しても、すさまじい破壊力をまざまざと見せつけられたG党のどよめきは収まらず。前夜も村上のひと振りで沈められた巨人は序盤から苦しい展開となっている。

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