【人生を変えることば選び】私たちの毎日はたくさんの奇跡でできている!!!

松本秀男氏

【ほめ達・松本秀男 人生を変えることば選び(最終回)】「人生を変えることば選び」と題して、1年間、連載をさせていただきました。今回がその最終回です。

連載がスタートしたのは昨年の4月8日。まさに1度目の緊急事態宣言が発令された時でした。そして2度目の緊急事態宣言の解除とともに連載終了で、本当にコロナとともに歩んだ連載となりました。

ここでご紹介したことば選びがテレビやラジオで何度か紹介されたこともありました。コロナ禍の中、何かしらのお役に立てたのかもしれないとうれしく思っています。

「ことば選びで人生が変わるのかい?」というご意見もありますが、私は間違いなく変わると信じています。もっと言えば「ことば選び」こそが「人生選び」なのです。なぜなら、ことばが次の行動を決めるから。

何か新しいことが目の前に現れた時に、「面白い! やってみよう!」とことばを選ぶか、「めんどくさい。やめとこう」とことばを選ぶかなどがいい例です。ことば選びで次の行動が決まり、次の展開が決まり、未来が決まり、人生が決まりますね。「めんどくさい」というようなことば選びばかりをしていたら、新しい展開も新しい未来もやってこない、つまりは、人生を変えることはできません。ことば選びは、人生選び。

さらに言えば、「ことば選びを変えるだけで、奇跡が起こる!」。

奇跡なんて言うと、大げさに聞こえるかもしれません。ただ、私たちの毎日はたくさんの奇跡でできています。そもそもたった一度の人生、生まれてきたことも奇跡なら、大切な家族に出会えたことも奇跡。コロナ禍の中、こうしてなんとか生きていて、この連載を書いている私も奇跡なら、読んでくださっていることも奇跡。ことば選びを変えると、さらにその奇跡の迫力が変わっていきます。

私の大好きなことばがあります。20世紀最高の物理学者、アルベルト・アインシュタインのことばです。

「人生には、たった二つの生き方があるだけだ。一つは奇跡などないかのような生き方、もうひとつは、まるですべてが、奇跡であるかのような生き方だ」

どうせならたった一度の人生、すべてが奇跡だった!と大往生できるような、そんなことば選びで人生選んでまいりましょう! ぜひご一緒に。

☆まつもと・ひでお 1961年東京都生まれ。国学院大学文学部卒業後、さだまさし氏の制作担当マネジャー、ガソリンスタンド経営を経て、45歳で外資の損害保険会社に入社。トップ営業マンとなり数々の実績を作る。現在は一般社団法人・日本ほめる達人協会専務理事を務め、企業セミナーなど多方面で活躍中。著書に「できる大人のことばの選び方」や「できる大人は『ひと言』加える」など。

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