ヤクルト「逆転負け」でも見えてきた一筋の光

逆転負けを喫したヤクルト・高津監督だが…

一筋の光が見えてきた。ヤクルトは4日の巨人戦(東京ドーム)に1―2で逆転負けした。先発の金久保は今季初登板で5回無失点の好投。ただ、打線が援護できなかった。それでもこのカードは1勝1敗1分けと負け越しは回避した。

前のカードから苦境が続いていた。3月31日に西田が新型コロナウイルスの陽性判定。同日に青木、内川が、4月1日に川端が濃厚接触者と認定され、チームを離れることになった。さらに下半身のコンディション不良で山田が3日から2試合連続で欠場。若手主体でのチーム編成になったが、DeNA戦からの6試合で3勝1敗1分けと上々の結果だ。高津監督は「今週はバタバタといろんなことがあった。その中でいいゲームもあったし、ちょっと悔しい思いもしたこともあった」と話す。

このカードから少しずつ光も見え始めている。開幕から6試合で6・17だったチーム防御率が直近3試合での失点は4だったこともあり、4・50にまで回復した。指揮官は「悪いニュースをみんなの力で何とかカバーしていきたい」。ここから反転攻勢をかける。

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