「古楽器の魅力を知って」 ピアノ教室に木管のパイプオルガン

ピアノ教室に木管のパイプオルガン

 島原市宮の町のピアノ講師、岡崎潤子さん(73)の音楽教室に、約400年前の古楽器を復元した木管のパイプオルガンが置かれ、子どもらが木製リコーダーのような柔らかい音色を奏で楽しんでいる。
 国内指折りの古楽器製作者の作品。岡崎さんがこの製作者のチェンバロを購入した縁で「弾いてもらえる場に置きたい」と無償貸与された。賛美歌などゆったりしたテンポの教会音楽の演奏に向くという。
 幅約0.9メートル、奥行き約1.1メートル、高さ約1.3メートル。鍵盤、長さの異なるパイプ24本、空気を送り込むふいご2基から成る。発表会や読み聞かせ会で活用し「古楽器の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と岡崎さん。

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