森保監督 本田圭佑の新天地デビュー戦「まだ見ていない」 五輪OA枠の方針を説明

オンライン取材に応じた森保監督

日本代表と東京五輪代表を率いる森保一監督(52)が、東京五輪でのオーバーエージ(OA)枠について現状を説明した。

6日にオンラインで取材に応じた指揮官は、OA候補に関して「ラージグループはある。すべてのポジションでOAのことを考えてリストアップしている」と幅広く候補を選考していると説明。「使うか使わないかは、使うことを選択肢に入れながら最終選考に向けていきたい。ギリギリまで考えて、そこに必要がなければ使わない」と今後の方針を示した。

6月には両代表で活動が予定されており「6月の戦いでも、できればそういう形でやっていきたい」とOAを招集する可能性を検討している。ただ「6月の活動は、これができるかまた条件によって変わってくる。これまでの活動で融合の準備はできているので、条件の中でチーム編成をしていきたい」と新型コロナ禍により招集の条件などがまだ不透明なため、OAの使用を念頭に入れつつ流動的に対応していく構えだ。

6月にOAを招集できず本大会直前での合流になったとしても「コパ(南米選手権)でも昨年の欧州遠征でもA代表の中に五輪世代が入って活動してきている。(東アジア)E―1(選手権)でも五輪世代が来ている。(融合の)経験はしてきている」と連係面に不安はないとした。

また、以前から東京五輪のOA入りを目標と公言しているMF本田圭佑(34=ネフチ・バクー)が新天地でのアゼルバイジャンでデビューを果たしたが「まだ見ていない。(同じく週末に試合があったMF久保)建英(19=ヘタフェ)のところで頭がいっぱいになってしまって」と現状でチェックしていないと語った。

本大会が近づき、今後OAの選定にも注目が集まりそうだ。

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