1万3千本のチューリップ見頃 足柄・金太郎のふるさと 神奈川

見頃を迎えた色とりどりのチューリップ=南足柄市竹松

 神奈川県南足柄市竹松の道の駅「足柄・金太郎のふるさと」に隣接する畑で、約1万3千本のチューリップが見頃を迎えている。市によると、今週末まで楽しめる。

 晴天となった6日、約千平方メートルの畑には赤や白、黄色など色とりどりのチューリップが風に揺れ、山あいに顔を出した富士山との競演も見られた。静岡県御殿場市から夫婦で訪れた女性(67)は「色によって花の開き方や大きさに違いがあり、見ていて楽しい」と笑顔だった。

 南足柄市産業振興課によると、チューリップ畑は地元農家の協力を受け、道の駅周辺の観光活性化を目指す事業の一つで、昨年12月に市職員有志と県立吉田島高校(開成町)の生徒が球根を植えた。今年3月中旬ごろから咲き始め、4月に入りピークを迎えた。一部は今月中旬ごろまで咲いている見込みという。

 この畑では今後もヒマワリやコスモスなど年間を通じて花を楽しめるようにする予定。同課は「訪れた方に四季折々の風景を楽しんでほしい」としている。

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