霜、低温に注意 県が農作物の管理徹底呼び掛け

 県内で9日から10日にかけて寒気が流れ込み、霜や低温などで農作物の被害が出る恐れがあるとして、県は7日、被害を軽減するため、管理対策の徹底を呼び掛けた。

 新潟地方気象台が同日発表した県内の週間天気予報では、9日は曇り一時雨か雪、11日まで最低気温が2、3度の地点もある他、山沿いでは積雪の恐れもあるという。

 県は、農作物に霜や低温による病気や成育の遅れが出る恐れがあるとして、温度や湿度の管理、生育状況の把握に努めるよう呼び掛けている。具体的には、育苗中の野菜類は午後に換気してハウス内の湿度を下げる、育苗後半は夜間の温度管理を低めにするなど、トマトやキュウリ、イチゴなどの栽培管理では、温度保持や霜害回避のために適切な温度管理に努め、病気を防ぐために適切な換気や薬剤散布を、果樹は結実確保のために人工授粉の徹底や、生育遅延防止のため芽かきや摘蕾(てきらい)の実施などを勧めている。

© 株式会社上越タイムス社