10年ぶりのV逸が濃厚なイタリア1部ユベントスが〝韓国化〟でチーム再建に乗り出しそうだ。
リーグ戦を9連覇中のユベントスだが、今季は現在3位ながら首位インテルとは勝ち点12差がついており優勝は絶望的。それどころか5位ナポリと勝ち点3差で来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権も危うい状況となっている。
そうした中で名門は復権へ向けて大幅なチーム刷新に着手。エースのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)の放出も確実視されている。
そして、補強の柱となるのが韓国代表コンビだ。すでに〝韓国の至宝〟ことMF李康仁(※イ・ガンイン=20、バレンシア)の獲得に乗り出していることが現地メディアで報じられているが、さらにFW孫興民(※ソン・フンミン=28、トットナム)にも触手を伸ばす構えだ。
英移籍専門メディア「90min」は「トッテナムと孫の契約は2023年までだが、契約延長の交渉は行き詰まっている」と争奪戦になって多額の移籍金を得られる今夏の放出が既定路線と指摘。そして「孫はユベントスにとってワールドクラスの補強となり、前線を強化する。韓国人が定期的に欧州の最高峰の大会に出場したいと判断した場合、そして優勝できるクラブでプレーしたいとの思いがある場合、彼はユベントスへの移籍に魅了される可能性がある」と孫がイタリア行きを決断すると予想した。その場合は、FWパウロ・ディバラ(27)をトットナムに〝トレード要員〟として差し出す準備があるという。
ストライカーと司令塔という攻撃の柱を韓国のスターコンビに託すことになるのか。イタリア屈指の名門の動向に注目が集まる。