赤・黄・緑の朝食で元気に 横浜・緑区の小中学生がレシピ

小中学生が考えた朝ごはん入選作を紹介するレシピ集

 横浜市緑区の小中学生が栄養バランスの良い朝食メニューを考える「3色朝ご飯コンクール」の入選8品が決まった。地元・長津田産の野菜を使って手軽に調理でき、家族や地域を元気にするオリジナルレシピを考案。冊子などに掲載し、長津田商店街や地区センターなどで配布している。

 コンクールは食育の一環で、市立田奈中学校の生徒と長津田・長津田第二・いぶき野の市立小学校3校の5~6年生を対象に2016年から実施。今回は赤・黄・緑の食品群を摂取できるレシピ1724点が集まった。

 入選は、高齢者の誤嚥(ごえん)を防ぐため片栗粉でとろみを付けた「冬瓜かに玉」、料理が苦手でも缶詰で作れる「ツナバーグと野菜いため」など。長津田第二小6年(当時)の上野楓さんは、祖父母のため「くずし豆腐の卵とじ」を考案した。豆腐と大根、小松菜を煮て溶き卵とめんつゆ、ごま油で味付けした料理で、「コロナ禍で大変でも食べて元気になってほしい」との願いを込めたという。

 関係者は「朝ご飯を習慣化して、免疫力をアップして」と呼び掛けている。問い合わせは、同小電話045(984)3620。

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