2020年度もっとも売れた新車はトヨタ ヤリスファミリーであった。そうあの怪物的人気のホンダ N-B0Xを抜かして堂々の1位に輝いたのだ。ヤリスファミリーの中にはヤリスとヤリスクロス、そしてGRヤリスも含まれるのだが、今回はヤリスとヤリスクロスにフォーカス。それも車内の使いやすさを見ていきたい! 一見同じように見えるデザインだが、一体どんな差があるのか?
2020年度にもっとも売れたのはヤリスファミリーだった
先にも述べた通り、トヨタのヤリスファミリーが2020年度(2020年4月~2021年3月)にもっとも売れた新車に輝いた。ファミリーと書いたのはN-BOXのように単一の車種ではなく、ヤリスとヤリスクロス、そしてGRヤリスも含んでいる。そのため単一車種という視点で見れば、相変わらずN-BOXが1位であるのだ。
>>
まあ今回の本題は台数ではなく、使い勝手。ヤリスとヤリスクロスは外見上、大きな違いはあるものの、車内デザインはほとんど一緒である。でも、わずかな違いがあり、それこそが重要なポイントなのだ。
収納スペースはヤリスの勝ち! その差は1個
さっそく詳しく内装を見ていこう。ヤリスとヤリスクロスの2台は何度もいうが大きな違いはない!
だが、微妙な違いがあるのだ。まず助手席前スペースに注目したい。ヤリスには小物入れがあるが、ヤリスクロスはデザインの関係上、そのスペースを廃止している。
中央のエアコン吹き出し口前ある収納スペースはどちらにもあり、スマホやスマートキーを入れておくのに便利である。そしてシフトの奥にあるスペースも同じものを備えており、収納スペースだけでみるとヤリスに軍配が上がる。
>>
USBポートの数に違いがあった! 充電するならヤリスクロスだ
先ほど比べた収納スペースは、正直なんとでもなる程度の差であった。だが、ことにUSBポートになると話は別だ。写真の通り、ヤリスクロスは充電用、そしてディスプレイオーディオ接続用の2口用意されている。対してヤリスはディスプレイオーディオ接続用のみと、1つしか設置されていないのだ。
しかもヤリスクロスの充電ポートは2.1Aと充電能力も申し分なく、早く充電ができる仕様なのも嬉しいポイントだ。
>>
似ているようで、収納やUSBの数といった細かなところで違いがあったヤリスとヤリスクロス。もちろん車高の高いヤリスクロスの方が荷室が広いという絶対的な違いはあるにせよ、実は運転席まわりだけでもここまで違いがあるのだ。
週末にディーラーでこの2台を見るならば、ぜひ運転席まわりを中心に見て欲しい!
【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】