長崎スタジアムシティ 基礎解体工事の安全を祈願 ジャパネットHD

工事の安全を祈り土地を清める儀式をする宮司ら=長崎市幸町

 通信販売大手、ジャパネットホールディングス(HD、佐世保市)が長崎市幸町の三菱重工業幸町工場跡地に建設を進める「長崎スタジアムシティ」予定地で9日、敷地内に残った工場基礎解体工事の安全祈願祭があった。
 長崎スタジアムシティはサッカースタジアムやアリーナ、ホテル、商業施設などを備え、2024年2月開業が目標。22年着工へ向け今年3月29日、ジャパネットHDが三菱重工業から工場跡地(約6万8700平方メートル)の引き渡しを受けた。解体工事はジャパネットHDがスタジアムシティ予定地で最初に取り組む工事で年内に更地にする。
 祈願祭にはジャパネットHDの岩下英樹取締役ら約20人が出席。淵神社(同市淵町)の宮司が祝詞を上げ、予定地を清めた後、関係者が玉串をささげた。
 岩下取締役は取材に「わくわくして身が引き締まる思い。スタジアムシティができることで、どんな楽しみが生まれるのか実感してもらえるよう中身を充実させていきたい」と話した。
 実施設計者と施工予定者は来月決定する。

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