免許証で県内在住証明 宿泊割引の詳細発表 長崎県、15日から

 長崎県は12日、県民による県内旅行の新たな割引キャンペーンの詳細と新型コロナウイルス感染症対策の充実について正式発表した。
 キャンペーンは今月末まで実施中の「ふるさとで“心呼吸”の旅」の第2弾。15日から5月31日まで県民が県内旅行をした場合、1人1泊当たり宿泊代金の50%(上限5千円)を割り引く。3連泊まで。宿泊施設や旅行会社に運転免許証や健康保険証などで県内在住を証明して割引料金を支払う。
 日帰り旅行は県内旅行会社の販売商品が対象で、割引率と上限額は同じ。5月1日以降の宿泊・旅行は購入やチェックインの時に、土産品店や飲食店などで使える2千円分の地域限定クーポンを受け取る。
 ただ感染防止の観点から旅行するグループの中に県外在住者が含まれる場合はグループ全体を割引の対象としない。感染拡大でキャンペーンを中止する際のキャンセル料は補塡(ほてん)する。対象となる宿泊施設などは観光ポータルサイト「ながさき旅ネット」に順次掲載。問い合わせは午前9時半~午後5時半、専用ダイヤル(電095.872.7888)で受け付ける。
 県は併せて、新型コロナ患者の受け入れ病床や後方支援医療機関の拡充、医療支援チームの体制強化、感染が疑われる高齢者施設などに介護職員を派遣する体制の構築など、感染防止策を充実させる。


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