ビーバーとジオリトの投げ合いは期待通り白熱の投手戦に

【インディアンス2-0ホワイトソックス】(延長10回タイブレーク)@ギャランティードレイト・フィールド

シェーン・ビーバー(インディアンス)とルーカス・ジオリト(ホワイトソックス)というリーグを代表する好投手同士の投げ合いとなった一戦は、期待通りの白熱した投手戦となった。ジオリトは8回表の先頭打者に四球を与えて降板するまで3安打8奪三振無失点。一方、ビーバーは9イニングを投げ抜き、3安打11奪三振無失点の快投を見せた。試合は両軍無得点のまま延長タイブレークに突入し、10回表に2点を奪ったインディアンスが2対0で勝利。ビーバーの113球の熱投が報われた。

インディアンスはビーバーが9イニングを無失点に抑え、ホワイトソックスはジオリト降板後、エバン・マーシャルとリアム・ヘンドリックスが各1イニングを無失点。白熱の投手戦は0対0のまま延長タイブレークに突入した。10回表、インディアンスは一死1・3塁のチャンスを迎え、ロベルト・ペレスのタイムリー内野安打でついに先制。続くアメッド・ロサリオにもタイムリー二塁打が飛び出し、貴重な2点目を奪った。10回裏はインディアンス2番手のジェームス・カリンチャックが三者凡退。白熱の投手戦に終止符が打たれた。

11個の三振を奪ったビーバーは、昨季から15試合連続8奪三振以上となったが、これはコリー・クルーバー(現ヤンキース)を上回る球団新記録。また、開幕からの3登板で合計35奪三振は昨年の自身の記録に並ぶ歴代3位の数字である。ビーバーが1勝目(1敗)、カリンチャックが1セーブ目をマーク。ホワイトソックス4番手のギャレット・クローシェは2敗目(0勝)を喫した。

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