神奈川県秦野市はコロナ禍で生活に困窮する子育て世帯に対する子ども1人当たり5万円の給付金について、ひとり親世帯は4月中に支給する方針を決めた。国は5月中に支給する方針だが、市は「出費がかさむ時期であり、少しでも早く困窮する世帯に届けたい」として前倒しを決めた。
市は今月16日に開かれる市議会臨時会に関連予算を含む総額約9千万円の2021年度一般会計補正予算案を提出する。市によると、対象となるひとり親世帯は1178世帯を見込む。
政府は住民税非課税を条件に、両親がそろう家庭にも初めて給付する。この支給時期は決まっていないが、市は「国から方針が示されれば速やかに対応する」としている。