久保建の移籍金が半減 ヘタフェでも出場時間伸びず未だリーグ戦無得点

久保建

スペイン1部ヘタフェの日本代表MF久保建英(19)の移籍金が今季開幕時からついに半減してしまったようだ。

今季の久保は強豪ビリャレアルに期限付き移籍するも出場時間を伸ばせず冬に異例の再移籍を決断してヘタフェに加入。しかし当初は先発で起用されたがホセ・ボルダラス監督(57)からの信頼を失ってベンチ要員に追いやられている。

3月のU―24日本代表のアルゼンチン戦で活躍したものの、クラブに戻ると3日のオサスナ戦では終盤のみの途中出場、10日のカディス戦は先発のチャンスを得たが後半6分に早々に交代を命じられて苦しい状況が続いている。

そうした中、スペインメディア「ミオトラリーガ」はレアル・マドリードからレンタルされている移籍金相場の現状を特集。その中で久保は「失望」のカテゴリーに加えられ「久保はビリャレアルで出場時間を伸ばすことができず、ヘタフェでも同じことが起きている。その継続性の欠如により、彼の価値は1500万ユーロ(約19億2000万円)になってしまっている。それは彼のシーズン初めの価値と比べて半分だ」と指摘した。

昨夏の時点では3000万ユーロ(約38億4000万円)とみられていた移籍金だが、今季のリーグ戦でいまだ無得点という数字と浮き沈みの激しいプレー内容から価値が急落している。

18日には保有元のRマドリードと今季3度目の“直接対決”に臨む久保。評価を一変させる活躍を見せられるか。

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