住み良さランキング岐阜県内1位!大垣市長選は、新人4名の争いに

4月11日に告示された大垣市長選には、共産党の笹田トヨ子(ささだ・とよこ)氏(70)、無所属の富田清治(とみだ・せいじ)氏(74)、無所属の唐沢理恵(からさわ・りえ)氏(58)、無所属の石田仁(いしだ・ひとし)氏(59)の新人4名が立候補しました。投開票は4月18日に行われます。

5期20年務めた現職の小川敏氏が引退を表明し、8年振りの選挙戦となった今回は、小川市政の継承の是非、新型コロナウイルス対策などが主な争点と考えられます。

市議の経験と信頼で、市民の声を受け止める市政の実現を

笹田氏は三重県四日市市出身、名古屋大学医学部付属病院看護学校卒業。看護師として名古屋大学病院、岐阜大学病院に勤務。結婚後に大垣市に転居し、中京大学心理学科に入学、卒業。発達相談員として滋賀県の保健所や児童相談所、愛知県や岐阜県の保健所や保健センターにて乳幼児の発達相談を担当しました。2003年から大垣市議を4期16年務めました。

笹田氏は以下の政策を掲げました。

1.新型コロナウイルス対策の充実
■ PCR検査の拡充による感染状況の把握
■ 感染状況等の市民に向けた迅速・丁寧な情報発信
■ 中小零細事業者の支援 ほか

2.大型公共事業(競輪場大規模改修)の見直し
■ 35億円の競輪場大規模改修事業の見直し。
■ 住民説明会の実施
■ 子どもたちのために、ギャンブルに頼らないまちづくり ほか

3. 子育て応援のまちづくり
■ 少人数学級の早期実現
■ 障がい児療育の充実
■ 児童館の設置、地区センター機能の活用・充実 ほか

4.高齢者にやさしいまち
■ 大垣市老人医療費助成制度(垣老)制度の堅持
■ 単身高齢者の支援(見守り制度の充実と必要に応じた生活支援)

5.暮らしやすい地域公共交通
■ コミュニティバス、オンディマンド・タクシー等の導入による地域公共交通の検討
■ 養老鉄道・樽見鉄道の活性化
■ 住民の声をもとにした地域公共交通網形成計画の再編

6.市政への市民参加と市役所改革の推進
■ 情報公開の推進
■ 「まちづくり基本条例」の制定による住民主体のまちづくりの推進
■ 市役所改革(たらい回しをしないワンストップサービスの充実と縦割り行政の克服)

7.地域自然環境を生かした循環社会・経済の促進
■ 大垣の自然とエコで都市ブランドの確立(豊富な地下水、地消地産、太陽光を利用した小規模発電の推進等)
■ 自家・小規模農林業の推進
■ 豊かな農地と森林を活かした水害に強いまちづくり ほか

8.ジェンダー平等と一人一人が尊重される社会
■ 性の多様性を尊重する施策の推進
■ 市職員の女性管理職の積極的登用
■ 子ども・若者・中高年・高齢者の貧困の実態把握と生活困窮者支援の積極的展開 ほか

9.平和創造都市へのとりくみ
■ 非核都市宣言の実行
■ 政府に対し、核兵器禁止条約への参加の要請

 

デマンドバス走らせ、駅前のにぎわいを取り戻したい

富田氏は垂井町出身、名古屋商科大学卒業、立命館大学大学院修了。家業の材木店に従事し、後に1級建築士の資格を得て建築士事務所を経営しました。1987年から大垣市議を7期28年務めました。

富田氏は以下の政策を掲げました。

・市政のさまざまなしがらみを正す
・世直し精神で活力ある大垣に
・路線バスのない地域に安価なコミュニティーバスを走行させる

 

後世に先送りしない政策を

唐沢氏は大垣市生まれ、お茶の水女子大学生活科学部卒業、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科修士課程修了、早稲田大学大学院国際経営学博士後期課程修了。株式会社ノエビア社員を経て、同社取締役を歴任。2000年から株式会社パーソナルデザイン代表取締役を務めています。

唐沢氏は以下の政策を掲げました。

1 人生100年時代のワクワク都市『大垣』
(1)子どもからシニアまでが生活しやすい安心な社会を!
・感染症対策はじめ、病気を未然に防ぐ予防医療の充実
・多世代の市民が交流し、支え合う憩いの場づくり
・総合防災対策の充実
(2)子どもからシニアまでが暮らしやすいバリアフリーな街づくりを!
・ユニバーサルデザイン推進指針を策定し、年齢、性別、障がい、国籍などにとらわれない安心で公平に暮らせる社会づくり
・バリアフリー点検区域設定と整備実施
・デジタル化推進および、30年後を見据えた交通網の未来図作成

2 人を大切に育む文教都市『大垣』
(1)子どもたちがワクワク学べる教育の場を!
・子ども・若者総合教育支援の充実
・教育施設の環境整備(ICT活用推進など)
・個性に対応した多彩な教育施策で未来のプロ輩出
(2)子どもからシニアまでの体験型学びの場づくり
・様々な専門家との触れ合い機会を提供
・文化芸術を通じた国際社会とのふれあいの場の充実
・チャイルド&シニアコミュニティの場の設置と支援

3 誰もがいきいきと働ける産業都市『大垣』
(1)働く場の創出と中小企業の活性化支援
・起業支援と中小企業間のコラボレーション推進
・雇用支援の充実と環境整備
・担い手農家と経済人の連携促進
(2)働き方改革と人財確保推進
・ハラスメントフリーな職場環境と持続可能な社会の実現
・都心部企業との共同プロジェクトによる人材育成
・Uターン&Iターン人財の確保

歴史・文化を継承しつつ、希望溢れる大垣を

石田氏は大垣市出身、日本体育大学卒業。西美濃農協職員を経て、2003年から大垣市議選に5期連続当選しました。大垣市議会議長を歴任しました。

石田氏は以下の政策を掲げました。

1 新型コロナウイルス対策を着実に推進する。
・ワクチン接種の迅速かつ的確な実施
・学習・就労・生活支援の充実と医療体制の支援

2 安全・安心のまちづくり施策を推進する。
・危機管理体制の充実、強化
・防犯、交通安全対策の強化、拡充
・防災施設等インフラ整備と促進
・流域防災を基礎とした国土強靭化施策の推進

3 未来へのまちづくり施策を推進する。
・農業、林業、商工業、観光等の推進促進
・SDGs推進による持続可能な都市の構築、循環型社会への貢献
・文化の薫り高く、住んで良し、訪ねて良しの市街地活性化

4 きめ細かい健康と福祉施策を推進する。
・病気治療と予防医療の両輪整備、健康長寿施策の充実
・子育て日本一に加え、データヘルス等活用したヘルスケア日本一へ
・女性の働きやすい、住み続けたいと感じるまちづくり

5 市民文化の力を高める施策を推進する。
・人生の各時期における「学びの場」の充実
・生涯芸能・スポーツ、福祉・子育て支援への参加など「活動の場」の充実
・各種計画策定、地域づくり・団体活動など「参画の場」の充実

6 デジタル技術を駆使した行政サービスの変革を推進する。
・市民の集う所に出向く「飛び出す市役所」の実現
・手続きの簡素化等、ワンストップサービスの拡充
・ICT技術を活用し、「自宅や身近な所での手続き」を拡大

7 行政基盤を強化する。
・公共施設のニーズ把握と必要に応じた再整備
・岐阜県並びに西濃各市町との連携強化
・市民ニーズに最大限答える顧客主義を基本に、機動的・戦略的な組織整備

 

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