神尾楓珠 涙するシーンで一発撮りを監督に逆提案 映画「裏アカ」出演

SNSの裏アカウントで出会った年下の男性と関係を持つ女性を描いた映画「裏アカ」の公開記念舞台挨拶が、4月16日に都内で実施され、瀧内公美演じる女性と関係を持つ年下の男性を演じた神尾楓珠と、加藤卓哉監督が登壇した。

加藤監督と神尾は、短編「春の佳き日」でもタッグを組んでいた。加藤監督は「その時のお芝居がとっても良くて、僕の中では、お芝居の人と認識していて、本作では、また違った印象を持ちました」と語った。監督の印象を聞かれた神尾は「『春の佳き日』でもそうでしたが、とても温厚な監督だと思います。僕自身、人見知りということもあり、なかなか現場のスタッフさんに話しかけられないタイプなんですが、監督とは最初から気さくに話せていました。指示も的確に出してくれて、すごくやりやすい現場だったことを覚えています」と、相性の良さを語った。

神尾の魅力について加藤監督は「とにかく目や目線がいいですね。俳優のタイプの中では感覚で演じるタイプだと思うので、今回はあえてそこまで指示を出さずに任せた部分が多かったと思います。僕自身が思い描いている一歩先を演じてくれていたので安心していました」と語り、現場で神尾から「涙するシーンを一発撮りでやらせてください。と逆提案された。なかなか肝が据わっているな、成長しているなと思いました」と称賛した。

「裏アカ」は、SNSの裏アカウントで出会った年下の男性と恋に落ちる女性を描いた作品。「火口のふたり」でキネマ旬報ベスト・テン主演女優賞を受賞した瀧内公美が主人公の真知子を演じ、神尾楓珠が真知子と関係を持つ年下の男性・ゆーとを演じている。

【作品情報】
裏アカ
公開中
配給:アークエンタテインメント
©2020映画『裏アカ』製作委員会

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