長崎帆船まつり2年連続中止 コロナ感染急増 事前予約入場の準備するも断念 

 長崎市などでつくる長崎帆船まつり実行委員会(塩脇傳英委員長)は16日、長崎港で23~27日に開催予定だった「2021長崎帆船まつり」を中止すると発表した。中止は2年連続。新型コロナウイルス感染対策として事前予約による入場者管理や帆船乗員のPCR検査など準備を進めたが、感染者急増を受けて断念した。
 同まつりは21回目となる昨年、新型コロナの影響で初めて中止された。今年は全長100メートル超の大型帆船「日本丸」や「海王丸」など5隻が参加予定だった。県内外の予約者約6800人にはメールで中止を連絡した。
 長崎港松が枝国際ターミナル周辺では、海底ケーブル敷設船やコンクリートミキサー船など8隻を見学できる「はたらくフネの一般公開」も予定されていたが中止される。


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