イタリア1部ユベントスのポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(36)が〝汚名返上〟の機会を逸した。
ロナウドについてアンドレア・ピルロ監督(41)はアタランタ戦(18日)の前日会見で「クリスチアーノは屈筋の問題でプレーできないだろう。水曜日(21日のパルマ戦)に復帰できるように努力していく」と語った。今回のアクシデントは、前節(11日)のジェノア戦後に起こったという。指揮官は代役にアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(27)を指名した。
ロナウドは無得点に終わったジェノア戦の試合後、ユニホームをその場で脱ぎ捨てた上に、ロッカールームの壁を殴りつけたと複数の現地メディアで報じられていた。チャンスに味方がパスをくれなかったなどでフラストレーションをためたとされるが、大人げない行為に批判が集まっていた。元イタリア代表FWルカ・トーニ氏もイタリア紙「トゥットスポルト」で「彼のチームに対する姿勢は手放しでは喜べない」などと苦言を呈していた。
それだけに勝ち点1差に迫っている4位アタランタ(ユベントスは3位)との一戦でチームを勝利に導けば、心を入れ替えたことを示せたはずだったが、それもかなわなくなった。先月の代表戦でも判定の不満からキャプテンマークを投げつけたこともあった(同マークは後にチャリティーにオークションにかけられて美談化したが…)。何かイライラの根本的な原因を抱えているのだろうか。