ソフトバンクのサブマリン・高橋礼投手が、17日の西武戦(メットライフ)でうれしい今季初勝利を挙げた。
6回を投げて2安打1失点(自責点0)。4四死球で走者を許したとはいえ、苦しんでいた制球も安定した。工藤監督は「ストライクを取るのに四苦八苦している感じではなく、ある程度は自分のイメージ通り投げられたと思う。コントロールにストレスを感じずに打者との対戦で投げられたと思う」と笑顔を浮かべた。
今年、新たに取り組んでいるスローカーブの緩急も生きた。まだ決して自信のあるボールではないとのことだが、前回10日の楽天戦では使わなくなってから苦しい投球になっていったという。
「明石さんとかにも『カーブの後の真っすぐ全然当たってないぞ。使えよ』と言われた。カーブが武器になるというよりは、カーブの後の真っすぐが生きるということなのかなと思う。その後のボールが自信を持って投げられるので使うべきかなと思う」。
昨季はチーム事情もありリリーフに回っていたが、一昨季に先発の柱として12勝を挙げた実績を持つ。エース・千賀が不在となっている中で、ここから真価を発揮する。