【DDT】タッグ王座V1のHARASHIMA 秋山準からの無差別級王座取りに弾み「勝った勢いでがっちりいく」

試合後、HARASHIMA(左)は秋山準の前で勝ち誇った

18日のDDT新潟大会(万代島多目的広場・大かま)で行われたKO―Dタッグ選手権は、王者のHARASHIMA(46)、岡林裕二(38)組が「準烈」の秋山準(51)、大石真翔(42)組を退け、初防衛に成功した。

試合は「サイバーファイトフェスティバル2021」(6月6日、さいたまスーパーアリーナ)のV3戦で激突するKO―D無差別級王者・秋山とHARASHIMAの先発でスタート。両雄とも一歩も譲らない攻防が続いた。

中盤以降、左脚に集中砲火を浴びた岡林だったが、これに耐えるやパワー殺法全開。挑戦者組の連係攻撃もはね返し、最後はHARASHIMAから蒼魔刀のアシストを得た岡林が、ゴーレムスプラッシュで大石を沈めた。

秋山からの王座奪取に弾みをつけたHARASHIMAは「岡ちゃんが頼もしかった。コロナ禍に地方でのタイトルマッはなかなかできなかったけど、今日は急遽だけどできて、お客さんも楽しんでくれたんじゃないかと思う」と笑顔を見せつつ「勝った勢いでタイトルマッチ、がっちりいきたいと思います」と必勝を期した。

一方、敗れた秋山は火がついた様子。「俺も2冠王のチャンスだったけどしょうがない」と悔しさを見せながらも「(HARASHIMAと)最初に当たった時から『俺がDDTなんだ』というプライドを手の先まで感じた。逆に俺にとっては(本番で)いい隙になるかもしれない。次は動き、コンディション、全部頭にインプットして6月6日を迎えたい」と無差別級王座戦での雪辱を見据えた。

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